JAZZ INSTRUCTOR

  Fumio Karashima

 FUMIO KARASHIMA

Japanese jazz pianist and composer. Born March 9, 1948 in Oita, Japan; died February 24, 2017 in Tokyo, Japan.

After moving to Tokyo, he became a member of George Ohtsuka's group. On the occasion of performing with Elvin Jones in 1978, Karashima became a member of The Elvin Jones Jazz Machine and played in the band for six years. From that time onwards, he was actively performing in the jazz scene in the U.S. and Europe, and established a solid position as one of the top pianists in the world.

He also began a friendship with the same generation jazz great Motohiko Hino, and formed a trio with him. After that, he broke new ground in playing the solo piano, and continued to develop his skill as a solo pianist. In 1988, he formed the Fumio Karashima Quintet which has been highly acclaimed as a genuine jazz quintet. He was also invited as a soloist by Japan’s top orchestras such as Kenichi Tsunoda Big Band, Kanagawa Philharmonic Orchestra and New Japan Philharmonic, and gave an excellent performance of “Rhapsody in Blue”. In 1994, he released his album “In San Francisco” on which Anthony Williams participated as a member.

After that, he released “Open the Gate” with all-star performers including Kazumi Watanabe. Also in 1999, he released “Rencontre”, a duo album with a harmonica virtuoso Toots Thielemans. In this album, he had shown an excellent piano technique that was a bit different from his piano solo works. After that, he formed a new trio with Yosuke Inoue and Shingo Okudaira, and released “The Elysian Air” in 2002 and “It’s Just Beginning” in 2004, both of which were highly acclaimed as masterpieces of piano trio. Also, his live recording from a duo concert with Kei Akagi “Grand New Touch” made a real hit of jazz piano.

His later works include his collaboration with Jack DeJohnette “Great Time”, his standard solo album “Moon River” in which he played a Fazioli piano regarded as the best piano manufactured in Italy, and his tribute album to Elvin Jones “E. J. Blues – Fumio Karashima meets Takeo Moriyama”.




18年ほど前だったと思います。
ショールームをオープンして間もない頃で、
昼夜の別なくがむしゃらに働いていた時期でした。
調律の仕事が終わり、久しぶりに空き時間ができたので、
ふらっと一人、吉祥寺のライブハウス「サムタイム」に立ち寄りました。
たまたまその日に出演されていたのが、辛島文雄さんでした。

「こんなカッコイイJAZZってあるのか」
瞬く間に、その底知れないカッコ良さの虜になりました。

3ステージ最後まで聴いて一旦お店を出たのですが、
ただならぬ興奮と感激に満たされ、
居ても立っても居られずライブハウスへ引き返しました。

そこにまだ居られた辛島さんをつかまえて、唐突にお願いしました。
「僕のピアノショップで弾いてもらえませんか」
それが、辛島文雄さんとの出会いでした。

その後、彼のソロによるクリスマスジャズコンサートは 私のピアノ店で毎年恒例のイベントとなり、
そのうち録音やコンサート等、様々なお仕事でもご一緒させて頂けるようになりました。
ついには、私の運営するリシュモア音楽院のジャズ講師まで引き受けてくださいました。

世界的な活躍をしてこられたにも関わらず、
辛島文雄さんは"今の自分の演奏”に満足されることなく、
常に新しい音楽を求めて進化し続けられていました。
終わりなきジャズというものを通しての、真の芸術家でした。

もともと私にとってのジャズは、流し聴きをして脳をリラックスさせるための音楽でした。
けれども、彼の音楽だけは何かが違いました。
いつも聴き込んでしまいました。

いつしか、彼のジャズでしか得られないものがあることに気付きました。
彼の音楽には、生きるエネルギーの原動力があったのです。
それはクラシックを聴いて得られる感動、
すなわち聖なるものや天に近づいたような感覚とは異なり、
現にこの地上で、ポジティブに、アグレッシブに生きる勇気を湧き起し、
何かに立ち向かうための能動的なエネルギーを燃え立たせる、強力なエネルギーです。

クラシックやジャズという垣根を越えた本物の芸術家としてだけでなく、
辛島文雄という人間に身近で触れさせて頂いたことは、私の人生の宝です。

彼が遺してくれた珠玉の録音の数々は、
これからも世々限りなく、世界中の人々に愛され続けることと思います。
辛島文雄さんでしか成し得ない唯一無二の芸術、
そしてカッコイイ生き方に、心からの敬意を表します。

辛島文雄さん、ありがとうございました。

2017年4月29日
有限会社ピアノクリニックヨコヤマ 代表
横山ぺテロ

Back to top of page

Copyright (C) 2009 Piano Clinic Yokoyama. All Rights Reserved