特別講師 横山 緑

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 横山 緑 よこやま りょく

 ピアニスト・フォルテピアニスト・チェンバリスト
 東京都出身。

 フィレンツェ・L.ケルビーニ国立音楽院の大学院   
 ピアノ専攻学科、古楽科チェンバロ専攻学科卒業
 イモラ国際ピアノアカデミー”Fortepiano e  
 Pianoforte Romantico”コース ディプロマ
 イモラ国際ピアノアカデミープロジェクトジャパン
 芸術監督
  

 都立芸術高等学校、武蔵野音楽大学を卒業。2003年にはケルン音楽大学教授陣によるMatteheiner Sommer Akademieより全額免除奨学生に選抜され、ソロと室内楽コンサートに出演しディプロマを取得する。2008年にイモラ国際ピアノアカデミーの”Fortepiano e Pianoforte Romantico”コースをディプロマし、併せて最優秀生が受賞する"Diploma di Master"も取得する。2008年よりイタリア政府国費留学生としてフィレンツェ・L.ケルビーニ国立音楽院の大学院(Biennio)ピアノ専攻学科を満点で首席入学し、2013年2月に最高得点を得て首席で卒業。またこれまでの全科目の成績が満点以上、卒業試験の演奏、校外での積極的な演奏活動が高く評価され、満場一致で”名誉称号”を取得する。また同音楽院の大学院(Biennio)の古楽科チェンバロ専攻学科を2018年2月に最高得点を得て首席で卒業。イタリアの音楽院でピアノ、フォルテピアノ、チェンバロを全て首席で卒業し、古楽器演奏も積極的に取り組み高い評価を得ている。

 これまで数多くの国内・国際コンクールで受賞を果たす。2006年パドヴァ国際コンクールのピアノ部門1位、全楽器総合部門満場一致で1位を受賞し、併せて「パドヴァ賞」も受賞。Riviera Versillaコンクール(イタリア)にて満場一致1位、”Lorenzo Perosi”国際音楽コンクール3位、2007年、スキーオ国際音楽コンクール1位、ペーサロ国際音楽コンクール1位、 ”Harmoniae”国際ピアノコンクール3位を受賞、シューベルト国際音楽コンクール(イタリア)にて全楽器総合部門3位を受賞する。2009年、バルドリーノJan Langosz音楽コンクールにて満場一致で1位を受賞し、併せてL.Spezzafari賞(現代音楽賞)を受賞。2012年、Vittorio Chiarappa財団より室内楽の奨学金を授与。2013年”Arte Musicale e Talento”国際音楽コンクール2位を受賞、他多数のコンクールで受賞している。

 山田和樹指揮でオーケストラのソリストを務め好評を博した他、イタリア、ドイツ、ベルギー、オーストリア、カナダでソリストとしてオーケストラ共演、室内楽、歌曲伴奏等、数多くのリサイタル、国際音楽祭に出演し、テレビやラジオ等で紹介される。また古楽器演奏家としても活躍をしており、フォルテピアノをはじめ、クラヴィコード、チェンバロを使用したコンサートも積極的に取り組み、数々のコンサートに招待され高く評価されている。ミラノ、ウーディネでのディーノ・チャーニ国際音楽祭に出演の他、2012年にはズービン・メーターが名誉理事長を務めるペンテコステ国際音楽祭にてリサイタル出演し絶賛される。フェニーチェ歌劇場、アカデミア・バルトロメオ・クリストーフォリ、Auditorium al Duomo Firenze, ベッキオ宮殿、Favard宮殿、バルジェッロ美術館、シノーポリ・ホール、ローマ国立楽器博物館、Fava宮殿、ザッコ・アルメーニ宮殿、ピストイア・サント・スピリト教会、ウィーン・ホール(ザルツブルク)、ストロッツィ宮殿、その他多くの演奏会に出演。古楽演奏にも力を入れており、2017年4月、イタリア・チェンバロ協会本部にてチェンバロ・デビューリサイタルを開催し、脚光を浴びる。

 2014年よりイモラ国際ピアノアカデミープロジェクトジャパンの音楽監督を務める傍ら、ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロの古楽器を含む、国内外にて数多くのマスタークラスを開催。これまで日本でピアノを学ぶ100名以上の子供達が、イタリアのイモラ国際音楽祭へ参加してきた。ボローニャ楽器博物館、フィレンツェ・バルトロメオ・クリストフォリアカデミーのマスタークラスでは、オリジナル古楽器を使用したマスタークラスを開催する他、フェニーチェ歌劇場(ヴェネツィア)やアカデミア・バルトロメオ・クリストフォリ(フィレンツェ)、イタリア・モーツァルト協会本部、Damaris音楽協会(ピストイア)とのコラボ演奏会、イタリア大使公邸の演奏会等、後進育成の為の企画を数多く行うと共に、日本とイタリア間の国際文化交流に力を注いでいる。

 2015年1月より3年間、音楽雑誌「ショパン」の連載を担当し、イタリアの音楽事情を毎月執筆し好評を得た。2016~2017年フィレンツェ・ケルビーニ国立音楽院大学院古楽器チェンバロ科助手、2016年~2020年イモラ国際ピアノアカデミー ”特別コース” 教授に就任。数多くの国際、国内のコンクールの審査員に招聘されている。2021年、高円宮妃久子妃殿下御臨席の元、イタリア大使公邸にてコンサートに出演。

 これまでにピアノを奥村真理子、荒川留美、砂原悟、植田克己、三浦さえ子、H.ブラウス、S.エーデルマン、S.フィウッツィ、室内楽をT.メアッリ、伴奏法をD.リージ、フォルテピアノをS.フィウッツィ、チェンバロをA.フェーディ、通奏低音をA.ペルージの各師に師事。現在は、トン・コープマン氏より音楽的アドバイスを受け、研鑽を積んでいる。

 現在、イモラ国際ピアノアカデミープロジェクトジャパン芸術監督、2022年よりリシュモア音楽院特別講師に就任。

【生徒の活躍】

《コンクール》
◆Imola Piano Awards カテゴリーC 第1位、第2位
◆Imola Piano Awards カテゴリーB 第2位(1位なし)
◆クライネフモスクワ国際ピアノコンクール(ロシア)ファイナリスト及び特別賞
◆メルボルン国際ピアノ・オンラインコンクール シニア部門第1位
◆キーロフ国際ジュニアピアノeコンクール(ワシントンD.C)第1位、スタンウェイアーティスト
 スカラシップ獲得
◆全日本学生音楽コンクール小学生の部 第1位 並びに横浜市民賞、野村賞、井口愛子賞、毎日 小学生新聞賞、かんぽ生命奨励賞、ANA賞を受賞
◆イモラ国際ピアノアカデミーオーディション 小学高学年の部 第1位
◆イモラ国際ピアノアカデミーオーディション 中学生の部 第1位
◆W.A.モーツァルト国際ピアノコンクール(スイス)第2位
◆スビャストラフ・リヒテル国際ピアノコンクール(韓国)第2位
◆クライネフ国際ピアノコンクール(ウクライナ)第2位
◆ヤング・ヴェローナ国際ピアノコンクール(イタリア)第2位
◆グスタフ・マーラー国際ピアノコンクール(チェコ)第2位 並びにラヴェル賞受賞
◆トレヴィーゾ若い音楽家のための国際コンクール第2位
◆京都国際音楽コンクール小学5~6年生 バロック部門 第1位
◆ラフマニノフ国際ピアノコンクールJAPAN F部門第3位 他

《コンサート出演》
◆ヴェネツィア/フェニーチェ歌劇場にてガルッピ国際音楽祭出演(イタリア)
◆ワシントン/ケネディ記念センターのコンサート出演
◆モーツァルト協会本部のコンサート出演(イタリア)
◆フィレンツェ/バルトロメオ・クリストフォリアカデミーのコンサート出演
◆ピストイア/シーズン・コンサート出演
◆イモラ/ロッカ城のコンサート出演(イタリア)
◆イモラ/Palazzo Monsignaniコンサート出演 (イタリア)
◆Kwang Lim Arts Centerコンサート出演 (韓国)
◆Solgaram Arthall(韓国)
◆イタリア大使公邸コンサート出演(東京)
◆12歳でソロリサイタルを開催(イタリア)
◆14歳でソロリサイタルを2公演開催(日本) 他

《進学先》
◆イモラ国際ピアノアカデミー
◆フィレンツェ・ケルビーニ国立音楽院
◆都立総合芸術高等学校
◆東京音楽大学演奏家コース 他


【レッスンのシステム】
・年36回、月2回、単発レッスンを担当します。
・本格的に音楽を深めていきたい方
・海外の国際コンクール及び国内コンクール対策
・音高・音大の受験対策
・留学対策(主にイタリア留学を希望される方へのサポートもお手伝いします)
・ピアノ指導者向けのレッスン

レッスン可能言語:日本語、イタリア語

●●ひとこと●●

 ピアノの発祥地、イタリアのフィレンツェで18年間過ごし、2022年6月に帰国しました。

 急速に変容する時代の流れのなか、蠢く感情の渦の中で試行錯誤しながら前進するために、私達は想像以上のエネルギーが必要とされています。しかし先人である偉大な作曲家たちも激動の時代に芸術を生み出し、彼等が楽譜に遺したメッセージは、今生きる私たちの心に痛いほど響き、また生きる原動力にもなっています。

 音楽は限りない可能性に溢れた芸術であり、目に視えない無限の力が秘められています。

 たった一音から、私たちに前進する勇気を与えてくれ、涙を誘い、心に突き刺さる音もあれば、温かく包み込んで、励ましてくれることさえあります。

 音楽は愛であり、人生そのものです。この様な時代であるからこそ、生徒さん一人一人が紡ぎ出す音で、内に沸き起こる響きをピアノで表現できるよう、その術を学ぶお手伝いをし、何よりも一緒に音楽する悦びを味わい、感動し、芸術の尊さと素晴らしさを分かち合う時間を過ごすことが本望です。

 純粋で繊細な感情を育みながら、表現手段である技術を身につけることは並大抵なことでありませんが、音楽への深い愛情と、前進することを恐れない勇気を持ち続けたときに、実を結んでいくことを心から信じています。

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 RYOKU YOKOYAMA

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●●A Message from the Instructor●●

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